「時間がなくてできません」

仕事でよく聞く言葉です。特に私の周りでは、品質とのトレードオフのように使われます。(テストする時間がありません。確認する時間がなかったです。など)
この言葉について思うことを記事にします。

時間があればできるのか

少し前にTwitterか何かで、「時間が無いことを言い訳にする人は、時間があってもできない」のような趣旨のツイートを見ました。(引用出来なくて申し訳無いです)
私もそう思います。「時間がないからできない」というよりは「品質の確認をする時間を取ろうとしてない」のではと思います。どれだけ切羽詰まろうとも、致命的になる部分の確認は怠るのは良くないと思います。というか、そこは品質というより設計の範疇です。

時間があっても不具合はなくならない

どれだけ時間があっても、不具合はゼロにはできません。むしろ、有限な時間でどれだけ致命的な不具合を検出しておけるかが焦点になります。(特に時間が限られているときは尚更)
発生した不具合はどれだけ致命的だったのか。その確認もなく、頭ごなしに「不具合はダメ!」と言われてもどうしようもないっすね…。

時間を浪費しないように

そもそも、品質を確保するための手段が確立されていますか。手当たり次第にやっても時間を浪費するだけです。「どういうところが致命的なのか」「複雑な仕様はとこか」など、プロダクトに対して理解を深めておくことが重要です。

「時間がなくてできません」

むしろ時間があるときのほうが珍しいはずです。時間がない中で、どこまで確認できてどこはできないのか、その目安をつけておくことが重要です。

おわりに

時間がないときにいろいろ言われると腹立ちますよね。なるべく日頃からこの辺りの意識はチームで揃えたほうが良いと思います。みんな余裕無くなってくるとこういうところで衝突が起こるので。
(特に何かあったわけではありません!念の為。)

追記(2018/11/18)

改めて自分で読むと、なんとなく「時間がないことを言い訳にするな」みたいに見えてきた。
マネージャー含め全体で意識を合わせないと、不具合出てから本人責めてもどうしようもないし、逆にチームとしてその不具合でそうなやばさを検出できないとだめですよね。
何をどうしたいのか、具体的な考えはまだありませんが・・・。