アウトプット大全を読んで

前回に引き続き、「学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)」の感想です。読み終わったので、各チャプターの参考になった内容を紹介します。

 

チャプター2:話すこと

チャプター2ではアウトプットの1つである「話し方」についての内容です。私は発表や説明など、話すことが苦手なので、いろいろと参考になりました。

見た目や態度は、口ほどにものをいう

コミュニケーションには「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」の2つにわけることができます。言語的コミュニケーションは、言葉の意味などそのままの意味です。非言語的コミュニケーションは、外見・表情・しぐさなど視覚的情報、声の調子・強弱などの聴覚情報を指します。

人は話を聞くときは、この非言語的コミュニケーションを重視しているそうです。そのため、「何を話すか」(言語的)と「どう話すか」(非言語的)を意識するとよいそうです。

 

私はよく緊張するので、発表や数人の前で説明するときは、おそらくこの非言語的コミュニケーションがうまくなく、説明が伝わりにくくなっているのだと痛感しました。(説明も下手なのは当然あると思いますが・・・)

「どう話すか」というポイントについては、実は考えたこともなかったので、今後は話し方を意識してみようと思います。

 

 チャプター3:書くこと

チャプター3は「書くこと」についてです。「書くことで記憶に残りやすくなる」という内容から、メモ・TODOリストの書き方など幅広く紹介されています。

要点をまとめて相手に伝える「要約力」

要約力が高い人は、相手の考えていることや伝えたいことをくみ取り、まとめ、言い換える能力が高いと言えます。この要約力を鍛えるためには、Twitterがおすすめされていました。140文字という制限がある中で、本の感想などを要約して投稿することを繰り返すことで、要約力がつくとの内容でした。

また、要約力が鍛えられることで「読解力」が鍛えられ、「読解力」が高いと「思考力」も高くなるそうです。

 

私は要約するのが苦手です。というよりは「相手にきちんと伝わるように」と思い長々と話す傾向にあります。今回の「書く」ということについても同じですね。ついつい長いメールなどを書いてしまいがちです。

今まであまり意識できていなかった「要約」を行ってみようと思います。Twitterもあまり投稿できていないので、もう少しアウトプットに活用していきたい・・・。

 

チャプター4:行動する

チャプター4は行動する、です。話す、書く以外のアウトプットはすべてこの行動するに当てはまります。続ける・教えるなどから笑う・泣くなど、インプットに対する「行動」はたくさんあるなあと気づかされました。

最強のアウトプット「教える」

本誌に乗っているすべての項目の中で、自己成長につながる最強のアウトプットを上げるとすると、この「教える」だそうです。人に教える前提で勉強をするだけで、記憶力がアップします。また、しっかりと理解していないと、教えることができません。そのため、自分の理解度が不十分な点が明確に見えてきます。

インプットしたことをアウトプット(教える)して、不明点などをフィードバックしてまたインプットする。これらが自己成長術、とのことでした。

 

 「教える」が最強のアウトプットというのは、言わずもがなですね。前回の感想でも触れましたが、教える前提でセミナーを受講すると、記憶力だけではなくて「理解しよう!」とするので、集中力も上がる気がします。

ただ、実際には教える機会って少ないんですよね。本書には自らそういう場を作ろう!という内容も紹介されています。輪読会などを開催したりしているので、その流れで勉強会的なことを開催してみようかなぁ。

 

まとめ

アウトプットを始めたばかりなので、参考になる部分はかなり多かったです。アウトプットってたいそうなことだと思ってましたが、むしろ小さなアウトプットを繰り返すことで鍛えていくべきなんだ、ということがわかりました。

小さなアウトプットのやり方の紹介もしてあるので、「アウトプットって何?」って人から「アウトプットをしているけど続けられない」と思っている人まで、幅広く読める本だと思います。

この本を読んで、読んだだけでアウトプットしてない本は記憶に残らないとあり、去年読んだ本を見返してみると、驚くほど覚えてませんでしたww

その辺の本も再度読み返して、簡単にTwitterで感想をあげたりしていきたいですね。